2014年9月21日日曜日

干物を巡る猫と人間の箱根湯本

この夏の旅行といえば、鎌倉のほかに箱根にも行ってきました。
ちゃんと箱根旅行らしい箱根旅行をしたのは、初めてだったと思います。
(温泉も入らず観光もせずに昼から夜中まで飲み明かし、
翌日Round1寄っていくような箱根旅行はしたことがある)

いろいろ行ったんですが(例によって超割愛)、
おもしろかったのが自分で干物を焼いて試食できる、「山里」という干物屋さん。
るるぶ的な何かにも載っていて、けっこう有名なんですかね。
みんな思い思いに干物のかけらを焼いて、昆布茶まで無料でいただけます。




タダで干物焼き放題なんて、えらい太っ腹だなあと思ったけど、
実際試食してみると、非常においしくて。これ買わずに帰る気にはなれず。

夏の温泉街の途中、寄り道がてら七輪で焼いて食べられる、
という雰囲気もまた格別なのかもしれません。

あとこの干物屋の周りには、猫がいるんですよ。

いっぱいいる。この日は3匹いました。

干物を試食する人々の周りおもむろにうろうろと。
確実に干物を狙っている。

そしてすごく人懐っこい。
毛並みもつやつや。近所で飼われている猫なのかしら。


観光客ってのは、観光先にいる猫に目がない、という人、多い気がします。自分も含めて。
ので、見知らぬ猫がにゃあにゃあと人懐っこい素振りなど見せようものなら、
試食している干物のかけらのひとつやふたつ、猫にあげちゃいます。

(まあ、私はあげなかったんだけど。)


このつやつやした猫たちは、この干物屋の招き猫役として、
今日もせこせこにゃあにゃあ働いているのだと思います。
今後もがんばってほしいものです。

・・・

箱根SUMMER '14 COLLECTION、カモン。

#01 タイポグラフィとイラストがキュートな店、ドラム。
もちろん、入店はしていない。

#02 フジカラーの歓迎。
旅先でインスタントカメラを使うこと、もう無くなったなあ。

#03 箱根登山、ハイヤーー!!!(掛け声)
ハイヤー(和製英語:hire)は、営業所・車庫などを拠点に利用客の要請に応じて配車に応じる自動車のことをいう。 (出典:wikipedia

#04 ロマンスカーの車窓とサッポロ黒ラベル。
出張帰りのおっちゃんが、新幹線でビールをシュパッと空ける意味が最近ようやくわかってきた。

箱根旅行から帰った日は、思い立ったかのように庭の草むしりをして
手がめっちゃ青臭くなりました。

そんな夏でした。


かしこ。

2014年9月15日月曜日

『きっと、うまくいく』という映画がとてもよかった




普段、映画ってほとんど見ないんです。
でもこの間、『きっと、うまくいく』というインド映画を見ました。DVDで。
それがとても良かったので、ただの感想を書いてみようと思います。


良すぎてうまく言えません。

すごくよかった。とにかく本当によかった。それだけ。
友情、家族、学校、就職、社会、恋愛、お金、信仰、夢、哲学
生きていると誰もが思い悩むようなテーマがぎゅっと詰まっていて、
詰まっているんだけど、くどくなく、重すぎず、かといって軽くて単純でもなく。

えらいコミカルなミュージカル調のストーリー展開も嫌みなく、
3時間弱の長編のわりに、すっと見終わってしまう。
アホっぽくて笑えるけど感心したり、感動して泣いて、最後は笑う。
大満足の傑作でした。今まで見た映画の中でもいちばんよかったかも。

型破りな自由人は、ベタだけどいつの時代もヒーロー

学校とか会社とか社会とか世間体とか、
何か大きな枠組みやルールに対して、「変だなあ」「嫌だなあ」「うまくいかないなあ」と悩んだり、
反抗心を抱えたりしつつ、何もできずうまい立ち回り方もわからず、
不器用に悶々とただ生きている。

っていうこと、誰しも少なからず経験があるのではないかと思いますが、
そういうある意味普遍的な感覚に対して、型破りな自由人の主人公ランチョーは、
「すべて、うまくいく」という合言葉と共に、それぞれの友人にとってより良い生き方を提示してくれる。

型破りな自由人、って、めちゃめちゃベタだけど、裏切らない。やっぱりヒーローだった。



劇中歌のこちらも、ぐっときます。ベタだけど、ぐっと。


もしまた映画を見たりなんかした暁には、
こうしてどうでもいい感想でも書こうかしらね。
いつになるんだろう。(本当に普段、まったく映画を見ないもので)

かしこ。

'89~90生まれの鎌倉SUMMER '14


週末日帰り鎌倉旅行です。 

8月半ば。大学時代の友人2人と、さくっと鎌倉まで行ってきました。
レンタカー借りて(運転は任せっぱなしで)、車を走らせること1時間半。
その様子を思い出しながら、ブログでも書いてみようかと思います。思い出すと泣ける(楽しすぎた)


まず、今回の鎌倉旅のメインイベントは陶芸体験でございます。ここでやりました。

超難易度の高い技を先生の心配をよそにやり遂げようとする人
初体験でもなんのその、勢いでどんどん進め過ぎて小皿が大皿になった人
無難な茶碗を必要以上に慎重かつ丁寧に作ってみた冒険心のない人

陶芸は性格が表れる、とはよく言ったもので。作り方も仕上がりもバラバラ。
3人共通してたのは、すさまじい集中力と肩腰の痛みです。
完成は2か月後くらい。自宅に届けてもらえます。仕上がりが楽しみ。


すさまじい集中力を発揮したあとはお腹が空きます。
鎌倉と言えば、しらす丼。否、生しらす丼。

生のしらすは足が早いから、水揚げされる地域でしか食べられないという。
ちなみに鎌倉には、「しらすの沖漬け」というものもあるそうな。
沖合の船上で醤油などに生しらすを漬け込むことで、
鮮度を保ったまましらすを食べられるという画期的なアイデア商品らしい。
しらすの3色丼(生しらす・沖漬け・釜揚げ)とかもあるみたいだけど、
今回は陶芸で疲れ切っていたので、すぐそばで見つけたこちらの生しらす丼を。

初、生しらすを食して大満足。
一緒に出てきたしらすのお吸い物も、おいしかったです。
しらすコロッケもあったけど、いかんせん大学生の頃とは違い、
胃袋が小さくなった我々は泣く泣くあきらめ、その場を後にしました。


鎌倉といえばこちら、鳩サブレーの豊島屋。鳩さん。ああ、とてもかわいい。
本店ではなく、長谷大仏前店に行ったので、
ちょっとお目当てだった鳩ミラー(オシャレな女子の携帯必須アイテム)とか
鳩三郎などの、鳩グッズはなかった。今度行ったときは本店行きたい。鳩かわいい。

豊島屋の店舗アクセスは公式サイトの地図をぜひチェック。
どこからともなく鳩が舞い降りて、場所を教えてくれるよ!いちいちかわいい。(言いたいだけ)

あと、「鳩づくし」っていうお菓子の詰め合わせパックがあったんだけど、
その包装に描かれている鳥獣人物戯画的な鳩の絵が、はとヨメに見えた。
それだけ言いたかった。


あとは門前通りをぶらぶらして(超割愛。ちゃんと例の大仏や周辺のお寺とかも見ました)
せっかくならばと海沿いドライブすることに。
海が見えてくると、さっきまで肩腰が痛くてお腹いっぱいで眠たかった我々も、
ぐっとテンションがあがり、絶妙のタイミングでサザンを流し始めたりしました。

きゃー!海が見えるよー!(めっちゃ曇り)


いやはや、大学最寄り駅の半兵ヱで、納豆キムチ食べて喜んでたあの頃から5年。
25歳夏、我々も大人になったもんですわね。(肩腰が痛い、すぐ満腹になる)

あたくしもそんなに友達多いほうじゃないけど、
友達には恵まれたなーと思っております。心から...感謝の意を...おえっ(感涙の嗚咽)
ごめんなさいね、社会人3年目はいろいろセンチメンタルなんですよ。

(蛇足)ぼくたちのドライブソング

鎌倉が目的ではありましたが、車中で聴くドライブソングってのも楽しみでして。

なんてったって我々平成元年生まれ。(正確には他2人は早生まれなので平成2年生だけど)
学生時代の青春RADWIMPSのライブに、24歳にして参戦した仲。(周りは高校生だらけ)
懐かしの青春ソングは共通しているわけですよ。

BUMP OF CHICKEN、RADWIMPS、宇多田ヒカル、ケツメイシ、B-DASH、HY、椎名林檎、山崎まさよし、斉藤和義、などをはじめ、いちばんぎゃーってなったのはELLEGARDENでした。




その他は、各自の今おすすめソングを流すなどしましたが、
青春ソングは共通でも、今の音楽の趣味はみんなバラバラなのがおもしろかった。


次はいつ会えるかね。

かしこ。