2014年12月23日火曜日

年の瀬パンク&ミクスチャーロック



聖なる夜が近づいてまいりました。
さらに明けたらめでたい正月が来るというじゃないですか。

こんな時期には山下達郎?いやいや竹内まりや、
それよりきっとジョン・レノン、いやそうじゃないワム!

ということで、今私は猛烈にパンクとかミクスチャー・ロック的なものが聴きたい。



古着屋のBGMで流れてそう。



スケボーしながら聴きたい。(スケボーはできない)



ベースかっこいい。



中学生当時、崇拝していた。今でもよくこれ聴きながら、ポケットに手を突っ込んで歩いてる。



さっきようやく思い出したんですけど、THE MAD CAPSULE MARKETってバンドがいたのをご存じですか。
2004年、例によって受験勉強中に流し見ていたMTVでこのMVを見かけて、
こりゃいい、と即メモしたのがこの曲だったんですが、
バンド名が全然覚えられず、今の今まで記憶が飛んでいました。


よーし、気分も乗ってきたし最後の曲いってみようか!!!





かしこ。

2014年12月8日月曜日

特技:日常を勝手に楽しむ


我ながら得な性格だなと思うのが、
なんの変哲もない日常を自分で勝手に楽しめるってところなんですけど、たとえば。


①めっちゃ便利なものを購入した

KEYUCA(ケユカ) カペレ フキンハンガー。
台所にフキンをかける場所がなくて、いつも棚の扉とかシンクの脇とか
微妙なところにかけてはずり落ち、コンチキショーと思っていたので、思い切って買いました。
3つのハンガー部分はそれぞれ角度を変えられるので、
食器拭きと台拭きを重なることなくかけておけるので、とても良い。
家事がはかどる気がして今日1日幸せでした。


②おむすびころりんが東京で買えることを知った


信州安曇野で生産されている野沢菜のふりかけ「おむすびころりん」です。
地元が長野なんですけど、幼い頃からふりかけといえばこれを食べていました。
帰省した時くらいしか買えないなーと思っていたけど、
なんとKALDIで売られているのを見つけました。
いつでも故郷の味を食べられるじゃん、と思ってはしゃいだ。


③アイリッシュ音楽が良すぎた


たまたま今日、路上ライブをやっていたTim Scanlan。
オーストラリア出身のケルト系ミュージシャン。
思わず足を止めて聴き入ってしまった。しかもCD購入してしまった。(今月CD買いすぎ...)
どういう音楽かと言うと、
ハーモニカでアイリッシュトラッドチューンを吹きながら歌を歌い、ギターで伴奏しながらタップを踏み、ハイハット、カホンでリズムを刻む。
つまり、こちらの動画見ていただくとわかるんですけど、一人で全部演奏しちゃうんですよ。



さかのぼること中学生時代、クラリネットでアンサンブルを演奏した時以来、アイルランド音楽がすきになり、
高校当時、映画パイレーツ・オブ・カリビアンの中で流れるアイルランドっぽい音楽が好きすぎてサントラを買った。

そういう具合だったからか、アイルランド系の民族音楽聴くと気持ち高ぶるんですけど、
今日は久々にこの高ぶるメロディーを、偶然、生で聴くことができたので、最高です。


あとはテレビっ子なので、
モヤさま、家ついて言ってイイですか?、ヨルタモリあたりを見ていれば
有無を言わさず最高の日曜になるのでよろしくお願いいたします。


かしこ。

2014年12月6日土曜日

「オシャレなあの人が聴いている曲」

巷で話題のヒップスターたちは、きっとこんな曲を聴いているのだろう。


●Around7


フランスの次世代ファンキー・ハウサーらしい。ソファーでリピートされる2人のテンポ(オシャレ)


●Frankie Cosmos


NY出身、19才のシンガーソングライターFrankie Cosmos。雰囲気のある素朴さ。


●La Sera


NYブルックリン出身、元Vivien GirlsのベーシストKaty Goodmanのソロ・プロジェクト。キュート。




最近ネット上で何か言うとしたら音楽ネタばかりで、我ながらウザイなとは思う。
さらに「自意識×ポップ」みたいな、よりウザめなテーマが多いのがなおさら鬱陶しいなと思ったので、
今回は気分を変え、洒落乙気取って終了です。はい。



ということで、背伸びしてインディーミュージックが聴きたい時に見るサイト。

▼洋楽がお好みなら「INDIENATIVE」

http://www.indienative.com/
ワールドワイドなインディーズ音楽を中心に、邦楽もあり。見た目は2chまとめサイトっぽい。

▼邦楽がお好みなら「your unknown music.」

http://your-unknown-music.com/
“レコード屋で偶発的に出会った音楽との喜びをデジタルで再現しようと誕生”、最近邦楽オンリーにリニューアルした。


本当に最近聴く音楽ジャンル、節操がないです。
そんな感じで本日は以上です。

かしこ。

2014年11月24日月曜日

君と僕と東京ときのこ帝国

(先週の「東京暮らし、どうですか」の深堀りバージョン。例によってただの音楽ブログ。)

フィッシュマンズの浮遊感漂うシティ・ポップ。
椎名林檎が叫んだ新宿という街。
サカナクションと上京の現実。
そして、きのこ帝国が歌う君と僕と東京。


時代を越えて若い世代の憂鬱なハートを掴み続ける、東京ソング。
わたくし最近新たにハートを掴まれた、2007年デビューのオルタナティヴ・ロックバンド「きのこ帝国」。
シューゲイザー・バンドとも言われてるようで、SUPERCARとも似た雰囲気を感じなくもない。
愛読している某ブログで紹介されていたのをきっかけに知り、10月末に発売されたニューアルバム「フェイクワールドワンダーランド」を買ってしまいました。



最初に聴いた「東京」と「クロノスタシス」のインパクトがすごかった。
妙な切なさ漂う東京暮らしの様子にピタッとくる、
個人的代弁バンドがサカナクション以外にあったのか、と震えました。

※個人的代弁バンド


上京して7年が経つけど、とりわけ華やかなわけでもなく、
ただ無意味に忙しくしている気はしている。
そんな風にして日々生きていると感じる鬱憤とかやりきれない日常感を、
見事に代弁してくれていると勝手に思っているバンド(つまり個人的代弁バンド)がサカナクションでした。
で、きのこ帝国もそういう意味で個人的代弁バンド感があるのです。
もっと(勝手なことを)言うと、同じ東京暮らし代弁バンドではあれど、
サカナクションは「対自己」に問いかける歌で、
きのこ帝国は「特定の誰か」を思う歌という気がします。

※きのこ帝国的代弁


上京するとまず基本孤独です。憧れと夢の勢いで出てきたものの、拠り所はない状態。
そういう不安な中でも、自力でどうにか楽しい居場所や誰かと出会い、大事な拠り所になっていくけど、
こんな状態がいつまで続くかもわからないし、明日には皆離れてしまうかもしれない。
という、東京という場所の儚くて不安定なつながりを憂う気持ちが、切ない。




「きみとぼくの関係」と「自分の内面」


そんなきのこ帝国の「フェイクワールドワンダーランド」。
iTunesのレビューにすごいのがあったので、引用させていただく。

きみとぼくの関係と、繊細で個性的でクリエイティブな(と信じている)自分の内面の事だけを考えているのに、良く分かりもしない世界の理不尽や憂鬱にまでしたり顔で口を出し、外はくだらなく汚れた大人が好き勝手をしていると思い込みながら、無意味な物に意味を感じる自分はひょっとして凄いと密かに考えている。……そんな最もみっともない、けれど二度と戻れない季節を思い出します。年を取ったのでしょう。

こういう季節は、誰にも訪れるものなのでしょうか。
自分にもあったあの頃(むしろ今も?)の気持ちを体現したような文章でびっくりしました。

もしこういう感情を、自分以外の多くの皆さんが感じていたとするなら、
そんな皆さんとはぜひ、渋谷直角の本を片手に語り合いたいものです。
敵ばかりだと思っていた世の中には、なんとまあ仲間が多かったのか、と。爆笑しながら。


がんばれ同世代、がんばれ東京暮らし


ちなみにボーカル佐藤さんは今年26歳だそう。
同じ世代がセンチメンタルな若者の視界をうたっているのがまた、親近感を感じたりするのかもしれない。

多くの平凡な(でもどこかで自分は特別だと信じている)若者の心をつかんで離さないバンドが
これからもたくさん出てきてくれたらいいなと、思います。


かしこ。

2014年11月16日日曜日

哀愁TOKYO

東京暮らし、どうですか。

かれこれ上京して7年目。
山の麓育ちをアイデンティティにしがちだけど、
この間「もう、イオンモールにはそそられない」と思ってしまったので、
残念ながら自分は立派な東京かぶれであると、認めざるを得なくなりました。

東京は、暮らすのは楽しいけど、生きるのは大変な場所です。
おいしい食べ物、たのしい商店街、豊富な雑貨、ユニークな人、珍しい本と音楽、
毎日得るものや考えること、語れることがたくさん見つかって、飽きません。
一方、東京ではお金と自己実現が重視されるもんだから、
稼ぎと何かしらの地位を得ることに忙しくなり、
消化しきれない複雑怪奇な情報と知識で脳みそが肥えていくわりに、
生活のバランスは崩れがちで、味噌汁を作って飲むことさえままならなかったりする。

楽しい暮らし、大変な生活。
そんな狭間で最近は、浴びるよう音楽を聴いたり、戦国無双をひたすらプレイしたり、
コーヒーを淹れては飲みを繰り返すことが増えました。

東京暮らし、どうですか。




以前久々に会った、東京生まれ、東京育ちの昔の後輩は、
仕事帰りにコンビニエンスストアで350mlの缶ビールを買って、
それを飲みながら夜道を歩いて家に帰るそうだ。いつの間にそんなにビール好きになってたんだ。




仕事帰りといえば、コンビニは妥協だと思って、閉店ギリギリのスーパーに寄る時、
スーパーって何かと鏡があるじゃないですか。あそこに不意に映る自分の顔が本当に残念。
深夜のスーパーで、都会向きのきちんとした格好しているのが、なおさら残念。


さて。
東京暮らしのための東京ソングの代表格、サカナクションに加えて、
きのこ帝国が新たに個人的な東京ソングプレイリストに加わりそうです。
また無心で音楽を浴びる日々が始まります。


かしこ。

2014年11月3日月曜日

家飲み音楽鑑賞記


家飲みでライブDVDを見ました。
THE YELLOW MONKEY、通称イエモンの。
それがとてもおもしろかったので、今回は世代が違うバンドのライブDVDを肴に
家でぐだぐだお酒を飲む楽しさについて語ります。


THE YELLOW MONKEYといえば2005年、吉井ロビンソンの「call me」がリリースされた頃の話に遡ります。
このcall meという曲は例によってMTVで見て知りました。



やたら顔立ちが整った短髪の吉井さんが歌う切なげな歌詞とメロディーは、
14歳の頭に妙に残っていました。
「オレでよけりゃ必要としてくれ~」ですよ。ノスタルジー...

そんな当時14歳の私はHYに青春を費やしていたんですけど、
HYのボーカル新里英之がWHAT's IN?という音楽雑誌で連載を持っており、
その中で吉井和哉と対談していたんですよね。
新里さんはイエモンの大ファンだったから、ということで。
たぶん「call me」がリリースされたのと同じくらいの時期の対談だったと思うんだけど、
ここで初めてあの吉井ロビンソンこと吉井和哉がボーカルをやっていた
THE YELLOW MONKEYというバンドの存在を認識しました。


で、今回家飲みをしたメンバーの一人が、なぜかイエモンのDVDを持ってきたので見ることに。
(息子と一緒に1回だけ見たらしいこのDVDを、この場に持ってきて見ようとするセンスすごい)



そんな謎の流れで、はじめてちゃんと曲を聴いたけど…かっこいいですね!!
時代は違うけど、自分が高校生の頃聴いたロックを彷彿とさせる、
キャッチーな曲調のギターロック。これは良い。かっこいい。

そして、そのヴィジュアル系なルックスを見て頭に浮かんだのは、
高見沢俊彦だ。たかみーだ。そう思った。

 

吉井和哉さん、長身で細くて端正な顔立ちにアイメイクをしている。
その中性的な雰囲気は、女性ファン多かったんだろうなーと思いました。

ライブ中もところどころ、ギターの菊池英昭さん(愛称・エマ)との色っぽい絡みがあって、
その度に黄色い歓声があがる。
そうそう、メンバーにはそれぞれ、ロビンにエマ、ヒーセ、アニーという愛称があるそうで。

と、種類は違えどこういう独特の世界観に惚れ込む感じは、いつの時代も変わらない気がします。
我々世代でいくと、椎名林檎とかRADWIMPSも、そういうところあります。




あー楽しかった。
今回の名言はこちらです。

「転調と2拍3連はロマン」



という具合で、たまにはこうしてライブDVD見るのも良いです。
特にこういうのって、誰かと一緒に見るのが楽しい。
まず、イエモンのライブDVD見ようなんて、自分だけじゃ絶対思わない。
けど聴いてみるとかっこよかったし、周りの人々が自分とは違う視点や立場で
その音楽に関して解説やら感想を述べるから、そういう会話もまた楽しいです。

休日の夜はぜひ、誰かの家に集まって、
ライブDVDを見たりYouTube鑑賞会をやると良いですよ。


で、ミーハーなアタクシは早速、TSUTAYAでイエモンのアルバムを探してきました。
そして見つけた衝撃のジャケット。



気付けば11月になりましたが、今月もいろいろ聴いてゆく所存です。


かしこ。

2014年10月27日月曜日

USポップ&ロックを聴きましょう

この間思わず、weezerのニューアルバム「EVERYTHING WILL BE ALRIGHT IN THE END」を買ったので、
本日はアメリカン・ポップ&ロックなバンドweezerのお話をしようかと思います。

幼き頃、「アタシが聴く音楽はニッチでイカしたインディー・ロックだけだゼ」
っていう自意識を拠り所に生きてきたのですが(しかし実際はニッチでも何でもなかったという)
今や私が聴く音楽はどんどん王道かつポップな路線になっています。

昔だったら、そのことを恥ずかしく思ったりバカにしていたと思うけど、
もはやそういう聴き方を隠す気はなくなり、「アンタしょっぱいね」と言われても
デヘヘとはにかみ照れ笑いをして流す程度には、アタクシも大人になりました。

音楽と思春期とアイデンティティの話は、以前アツく語った力作ブログがありました。
よしわかった、ノスタルジーな気分と共に、自意識というものを振り返ってみよう。


さて。
音楽の聴き方も丸くなったので、昨年あたりからはよく我が青春時代の定番こじらせソング
(ELLEGARDENとかGREEN DAYとかRADWIMPSとか)を好んで取り上げることも多かったです。
が、それとは別に王道なUK・USロックなんかも聴きかじるようになりまして。
それこそOASISとかradioheadとかRed Hot Chili Peppersとか。

その流れで改めて聴くようになったのがweezerです。
確かはじめてweezerを知ったのは、2005年とかでした。


そうそう、これこれ。
2005年発売のアルバム「Make Believe」に入っている「Beverly Hills」という曲。
例によってMTVでヒットチャートを流し見ている時にたまたま目についた曲です。

2005年といえば、前回のブログでも書いたけど高校受験をしていた時期で、
Make Believeがリリースされた頃には、高校1年生になっていたと思います。

その頃の私はちょうど、高1ながらに一足早く高2病をこじらせていました。
つまり、ELLEGARDENなどのロキノン系や、GREEN DAYなどのパンクロックを好んでいた頃で、
常に何か見えない敵に反抗するがごとく刺々しいムードで日々を過ごしていたわけですけど、
そんな中、ちょっと毛色の違うweezerを聴いた時、とても新鮮に感じたことを覚えています。

リア充風なスクールライフを背景に、少し地味めなメガネの男たちが鳴らす重たいギターサウンド。
なんだろう、GREEN DAYのようなパンクさはないけど、なんかカッコいい音だなー
とかそんな印象を持っていたような気がします。


そんなBeverly Hillsがリリースされた2005年はどうやら、
weezerはサマーソニックに出ていたようで。しかも同じ年に日本ツアーもやっている。
その後2009年にはフジロックのヘッドライナーとして来日。ああ、聴いてみたかった。
そういやボーカルのリヴァースの奥さんは日本人なんですな。





で、今月10月にリリースしたニューアルバム「EVERYTHING WILL BE ALRIGHT IN THE END」の中では、
初っ端の「Ain't Got Nobody」と「Back to the Shack」が良いです。
個人的にweezerって、Beverly Hillsのような重ためのギュンギュンしたギター・サウンドのイメージが強かったので、
この2曲はまさにそんな感じで、うおーってなりました。
…わたくし、音楽の技術的な知識とかボキャブラリーが乏しいので大変恐縮なのですが、
アルバム内に入ってるインタビューコラムの言葉をお借りすると、
“へヴィでクランチーなギター・ロック・アルバム”だそうです。くらんちー。


なんというか、新時代の幕開け感がある曲です。と思います。
何にとっての新時代か?
weezerにとってかもしれないし、ファンにとってかもしれないし、
音楽業界とかロックンロールにとってなのかもしれないし、
もはや都合の良い解釈にして、自分にとって、なのかもしれない。
すみません、かっこつけました。




そんなエネルギッシュなオープニングも良いけど、
後半にある「Go Away」がザ・ポップで良い感じ。
女性ボーカル誰だろう?と思って調べたら、
ロサンゼルスのインディーバンドBest Coastのベサニー・コセンティーノという人物だそう。
こちらのバンドも今度ちゃんと聴いてみよう。

参考:ウィーザー、新作より“Go Away”ほか3曲のアコースティック・セッション映像公開

何度でも言いますが、最近はわりとポップな気分でして。

世の中の音楽好きのみなさんへ

いやしかし、近頃は世知辛いもんで、
どんな音楽をすきと言おうと毎度必ず「●●厨」「ニワカ」「ダサい」「中二」「オシャレ気取り」
などの小馬鹿にする野次が飛び交いがちなので、なかなか生きにくい時代です。

ただ、周りはピーピー言うかもしれないけど、
すきな音楽をすきなように聴いて、束の間の現実逃避を楽しんだり、
気分が晴れやかになる人が少しでも増えるように、
誠に勝手ながら、私はこれからもエールを贈りたいと思います。

Everything will be alright in the end.
結局全てはうまくいくゼ!!!

かしこ。

2014年10月4日土曜日

2005年前後の受験勉強用BGM



今でこそ「作業用BGM」なんていう呼び方があるけど、
集中を要する作業を行う時に、口さみしさというか耳さみしさみたいなもので、
何かしら音楽を流しておきたい、と思うことは自分の高校受験時代にもありまして。

受験勉強をする時に流していたのは、音楽専門チャンネルMTV。
ヒットチャート番組とかをずっと垂れ流しながら、勉強をしていました。
自覚する程度に音楽好きになった所以は、このMTV漬けの日々があったからかもしれません。

ということで、本日は高校受験時にMTVで聴いていて
印象に残っている音楽を懐かしむことにしてみました。
MTVきっかけで今でもすきなものから、トラウマレベルのもの、聞き流す程度だったものまで
いろいろと節操なくあげてまいります。

●Def Tech 「My Way」

 
これ、すごい流行りませんでしたか、2005年くらい。
中学生なりに、なんかオシャレで温かい曲だなあと思い、これはCDも買いました。
夏に海行った時に、砂浜にCDラジカセもってこの曲流してた気がします。(あくまで家族旅行)
中学生なりに、これでハワイっぽさでも演出してみたくなったのでしょうか。

●銀杏BOYZ 「SKOOL KILL」

 
MTVのヒットチャートでは、毎週これが1位だったんですよ。もうまったく意味がわからなくて。
ただでさえ受験を控えて情緒不安定な女子中学生がこんなの見ちゃいけなかった。
でも、あれから10年たった今でもこの曲だけは強烈に覚えていて、
このブログを書こうと思った真っ先に、この曲を思い出した。(けど刺激が強いので2番目にした)
ちなみに小学校から仲良かった友達が銀杏BOYZ大好きだったと聞いて、???ってなってた。

●Black Eyed Peas 「Don't Lie」

 
物心ついた時から、「ヒップホップなんぞチャラいだけ!」と肩肘張っていたのですが、
Black Eyed Peasは、「あ、かっこいい」と思って聴いてました。
ファーギーのねっとりした歌い方、ウィル・アイ・アムのお洒落さが印象的。

●m-flo loves YOSHIKA 「let go」


宇多田ヒカルの「First Love」に続く究極のバラード的な感じの、ザ・バラード。
MTVのおもしろかったところは、自分の趣味・嗜好に偏らずいろんなタイプの名曲に出会えることです。
こういうバラードも、中学生の私だったら自分からわざわざ聴こうとしなかったタイプです。
けどMTVを流し見ていた中でなんとなく聴いているうちに、「名曲じゃないか」と感動したりする。
メロコア命!みたいな中学生の心にも、ちゃんと(こっそりと)しみる名曲でした。

●サンボマスター 「歌声よおこれ」

 
中学生とかってクラスの中でイケてるグループとイケてないグループみたいな、
残酷な階級わけが顕著じゃないですか。
みんなクラスという狭い世界の中でうまく生き残ることに必死なわけですよ。
そんな時に、サンボマスターのキャッチコピー(?)、知ってますか。
「クラスで一番キモいあいつが歌う、世界で一番美しい歌」

歌声よおこれ、この胸に~
はい、以上です。



受験用「BGM」とは言ってみたのの、これらの音楽を聴きながら
果たして本当に勉強に集中にしていたのか、ちょっと自信がなくなってきました。
受験当時、単に熱狂して聴いていた思い出ソング特集状態ですが、悪しからず。


かしこ。

2014年9月21日日曜日

干物を巡る猫と人間の箱根湯本

この夏の旅行といえば、鎌倉のほかに箱根にも行ってきました。
ちゃんと箱根旅行らしい箱根旅行をしたのは、初めてだったと思います。
(温泉も入らず観光もせずに昼から夜中まで飲み明かし、
翌日Round1寄っていくような箱根旅行はしたことがある)

いろいろ行ったんですが(例によって超割愛)、
おもしろかったのが自分で干物を焼いて試食できる、「山里」という干物屋さん。
るるぶ的な何かにも載っていて、けっこう有名なんですかね。
みんな思い思いに干物のかけらを焼いて、昆布茶まで無料でいただけます。




タダで干物焼き放題なんて、えらい太っ腹だなあと思ったけど、
実際試食してみると、非常においしくて。これ買わずに帰る気にはなれず。

夏の温泉街の途中、寄り道がてら七輪で焼いて食べられる、
という雰囲気もまた格別なのかもしれません。

あとこの干物屋の周りには、猫がいるんですよ。

いっぱいいる。この日は3匹いました。

干物を試食する人々の周りおもむろにうろうろと。
確実に干物を狙っている。

そしてすごく人懐っこい。
毛並みもつやつや。近所で飼われている猫なのかしら。


観光客ってのは、観光先にいる猫に目がない、という人、多い気がします。自分も含めて。
ので、見知らぬ猫がにゃあにゃあと人懐っこい素振りなど見せようものなら、
試食している干物のかけらのひとつやふたつ、猫にあげちゃいます。

(まあ、私はあげなかったんだけど。)


このつやつやした猫たちは、この干物屋の招き猫役として、
今日もせこせこにゃあにゃあ働いているのだと思います。
今後もがんばってほしいものです。

・・・

箱根SUMMER '14 COLLECTION、カモン。

#01 タイポグラフィとイラストがキュートな店、ドラム。
もちろん、入店はしていない。

#02 フジカラーの歓迎。
旅先でインスタントカメラを使うこと、もう無くなったなあ。

#03 箱根登山、ハイヤーー!!!(掛け声)
ハイヤー(和製英語:hire)は、営業所・車庫などを拠点に利用客の要請に応じて配車に応じる自動車のことをいう。 (出典:wikipedia

#04 ロマンスカーの車窓とサッポロ黒ラベル。
出張帰りのおっちゃんが、新幹線でビールをシュパッと空ける意味が最近ようやくわかってきた。

箱根旅行から帰った日は、思い立ったかのように庭の草むしりをして
手がめっちゃ青臭くなりました。

そんな夏でした。


かしこ。

2014年9月15日月曜日

『きっと、うまくいく』という映画がとてもよかった




普段、映画ってほとんど見ないんです。
でもこの間、『きっと、うまくいく』というインド映画を見ました。DVDで。
それがとても良かったので、ただの感想を書いてみようと思います。


良すぎてうまく言えません。

すごくよかった。とにかく本当によかった。それだけ。
友情、家族、学校、就職、社会、恋愛、お金、信仰、夢、哲学
生きていると誰もが思い悩むようなテーマがぎゅっと詰まっていて、
詰まっているんだけど、くどくなく、重すぎず、かといって軽くて単純でもなく。

えらいコミカルなミュージカル調のストーリー展開も嫌みなく、
3時間弱の長編のわりに、すっと見終わってしまう。
アホっぽくて笑えるけど感心したり、感動して泣いて、最後は笑う。
大満足の傑作でした。今まで見た映画の中でもいちばんよかったかも。

型破りな自由人は、ベタだけどいつの時代もヒーロー

学校とか会社とか社会とか世間体とか、
何か大きな枠組みやルールに対して、「変だなあ」「嫌だなあ」「うまくいかないなあ」と悩んだり、
反抗心を抱えたりしつつ、何もできずうまい立ち回り方もわからず、
不器用に悶々とただ生きている。

っていうこと、誰しも少なからず経験があるのではないかと思いますが、
そういうある意味普遍的な感覚に対して、型破りな自由人の主人公ランチョーは、
「すべて、うまくいく」という合言葉と共に、それぞれの友人にとってより良い生き方を提示してくれる。

型破りな自由人、って、めちゃめちゃベタだけど、裏切らない。やっぱりヒーローだった。



劇中歌のこちらも、ぐっときます。ベタだけど、ぐっと。


もしまた映画を見たりなんかした暁には、
こうしてどうでもいい感想でも書こうかしらね。
いつになるんだろう。(本当に普段、まったく映画を見ないもので)

かしこ。

'89~90生まれの鎌倉SUMMER '14


週末日帰り鎌倉旅行です。 

8月半ば。大学時代の友人2人と、さくっと鎌倉まで行ってきました。
レンタカー借りて(運転は任せっぱなしで)、車を走らせること1時間半。
その様子を思い出しながら、ブログでも書いてみようかと思います。思い出すと泣ける(楽しすぎた)


まず、今回の鎌倉旅のメインイベントは陶芸体験でございます。ここでやりました。

超難易度の高い技を先生の心配をよそにやり遂げようとする人
初体験でもなんのその、勢いでどんどん進め過ぎて小皿が大皿になった人
無難な茶碗を必要以上に慎重かつ丁寧に作ってみた冒険心のない人

陶芸は性格が表れる、とはよく言ったもので。作り方も仕上がりもバラバラ。
3人共通してたのは、すさまじい集中力と肩腰の痛みです。
完成は2か月後くらい。自宅に届けてもらえます。仕上がりが楽しみ。


すさまじい集中力を発揮したあとはお腹が空きます。
鎌倉と言えば、しらす丼。否、生しらす丼。

生のしらすは足が早いから、水揚げされる地域でしか食べられないという。
ちなみに鎌倉には、「しらすの沖漬け」というものもあるそうな。
沖合の船上で醤油などに生しらすを漬け込むことで、
鮮度を保ったまましらすを食べられるという画期的なアイデア商品らしい。
しらすの3色丼(生しらす・沖漬け・釜揚げ)とかもあるみたいだけど、
今回は陶芸で疲れ切っていたので、すぐそばで見つけたこちらの生しらす丼を。

初、生しらすを食して大満足。
一緒に出てきたしらすのお吸い物も、おいしかったです。
しらすコロッケもあったけど、いかんせん大学生の頃とは違い、
胃袋が小さくなった我々は泣く泣くあきらめ、その場を後にしました。


鎌倉といえばこちら、鳩サブレーの豊島屋。鳩さん。ああ、とてもかわいい。
本店ではなく、長谷大仏前店に行ったので、
ちょっとお目当てだった鳩ミラー(オシャレな女子の携帯必須アイテム)とか
鳩三郎などの、鳩グッズはなかった。今度行ったときは本店行きたい。鳩かわいい。

豊島屋の店舗アクセスは公式サイトの地図をぜひチェック。
どこからともなく鳩が舞い降りて、場所を教えてくれるよ!いちいちかわいい。(言いたいだけ)

あと、「鳩づくし」っていうお菓子の詰め合わせパックがあったんだけど、
その包装に描かれている鳥獣人物戯画的な鳩の絵が、はとヨメに見えた。
それだけ言いたかった。


あとは門前通りをぶらぶらして(超割愛。ちゃんと例の大仏や周辺のお寺とかも見ました)
せっかくならばと海沿いドライブすることに。
海が見えてくると、さっきまで肩腰が痛くてお腹いっぱいで眠たかった我々も、
ぐっとテンションがあがり、絶妙のタイミングでサザンを流し始めたりしました。

きゃー!海が見えるよー!(めっちゃ曇り)


いやはや、大学最寄り駅の半兵ヱで、納豆キムチ食べて喜んでたあの頃から5年。
25歳夏、我々も大人になったもんですわね。(肩腰が痛い、すぐ満腹になる)

あたくしもそんなに友達多いほうじゃないけど、
友達には恵まれたなーと思っております。心から...感謝の意を...おえっ(感涙の嗚咽)
ごめんなさいね、社会人3年目はいろいろセンチメンタルなんですよ。

(蛇足)ぼくたちのドライブソング

鎌倉が目的ではありましたが、車中で聴くドライブソングってのも楽しみでして。

なんてったって我々平成元年生まれ。(正確には他2人は早生まれなので平成2年生だけど)
学生時代の青春RADWIMPSのライブに、24歳にして参戦した仲。(周りは高校生だらけ)
懐かしの青春ソングは共通しているわけですよ。

BUMP OF CHICKEN、RADWIMPS、宇多田ヒカル、ケツメイシ、B-DASH、HY、椎名林檎、山崎まさよし、斉藤和義、などをはじめ、いちばんぎゃーってなったのはELLEGARDENでした。




その他は、各自の今おすすめソングを流すなどしましたが、
青春ソングは共通でも、今の音楽の趣味はみんなバラバラなのがおもしろかった。


次はいつ会えるかね。

かしこ。

2014年8月9日土曜日

近所の青果店と、ビールの自動販売機


近所にすごく良い青果店がありまして。

とにかく安い。エノキ茸が50円とか、小松菜が68円とかすごく安くて。青物の野菜なんて特に高いのに。黄色いズッキーニも100円で売ってたので思わず買ってしまいました。前によく行っていた大手スーパーとかだと、200円近くしてたからな、ズッキーニ。

品揃えの良さで言うと、西友とかのほうが便利ではあるんですよ。
でも、狭い雑然とした青果店でウロウロとダンボールの山を避けながら、新鮮な野菜を大量に安く買うのって、けっこう良いものです。行く日ごとに並んでる商品も変わっていて、どこに何があるかわからないんだけど、おかげで「日常生活に必要なものを買う」というだけの行動に、妙なワクワク感がプラスされるような。

「何でもある」と安心しきっている中、どこに何があるかわかりきった商品棚から、必要最低限のものを効率よく手に入れるだけの、「便利な買い物」に慣れてしまっていた。そんな中で、たまにノスタルジーさ漂わせる雑然とした青果店で買い物してみると、ちょっとしたアトラクション感が楽しめます。


シイタケどこにあるの?
え、今日はないって?
あれ生の赤唐辛子が売ってるじゃん、これはレアな
CDラジカセ「さあさあ安いよー安いよー」
午後8時閉店


ああ、楽しかった。



そういえば、私が小学生の頃、鈴木商店という小さなお店があって。

同級生の実家がやってたんだけど、確かお酒がメインで、そのほかジュースやお菓子、ちょっとした日用品や食料品を売っていた、ような記憶があります。鈴木商店の前に、駅に向かうバス停があったから、バスを待つ間に母親と一緒に何かしらを買ってたような気がするんだけど、残念ながらあんまり覚えていない。

よく覚えているのは、お店の前にビールの自動販売機があったこと。上段は缶ビールで、下段には瓶ビールが並んでいた。自動販売機に大瓶のビールとかも売ってるんですよ。「ジュースもあのくらい大きな瓶に入って売っていればいいのに」と、子供ながらに憧れのまなざしで見ていました。


最近ではビールの自動販売機って見なくなりました。鈴木商店の前の自動販売機も今はもうなく、鈴木商店自体も無くなってしまった。鈴木君、元気かしら。




「懐かしさ」が感じられるあれこれの多くは、もう姿を消してしまった。
けど、たまにまだ根強く残っているのを見かけると、逆に「新鮮さ」を感じてワクワクとうれしくなります。

コンビニでさくっとビールを買って、西友でちゃちゃっとカット済みのネギを買うような今だからこそ、雑然とした青果店や自動販売機に感じる魅力は、より深まっている。

「昔がよかった、今はダメ」というのではなく、「昔があってからの今」だからこそ、新しいものも古いものも、便利なものも不便なものも、何でも味わい深くなるのだと思います。


こんな具合で、いちいちいろんなものを感慨深く思っているもんだから、毎日忙しくて大変だ。

みなさま、どうぞご自愛ください。


かしこ。

2014年8月3日日曜日

夏生まれ


たとえば、土日祝日の休日の夏。
Tシャツとハーフパンツにサンダル、変な柄の帽子かぶって
小さいウェストポーチを肩からかけてる人がいるじゃないですか。

こういう、夏ならではのラフな格好をしている人を見て、
ふと、「この人も普段はびしっとスーツ着てオフィス街でせかせか仕事してるんだろうな」
とか思ったりして、勝手に何とも言えないセンチメンタルな気分になる。


じりじりと太陽を浴びて、止まらない汗。
汗をいとわないTシャツ姿で、外の空気を吸いながら飲む冷えたビールのおいしさ。
通勤電車で聴くと何とも思わないような音楽は、
商店街へ出かける道中で聴いてみると、
なんだかすごくカッコいい曲に聴こえて感動する。


なんでもない東京の休日を、なんでもないように過ごしているわけだけど、
ふとした時に、このなんでもない感じが、やたらと感慨深く思えてきてしまうのは、
きっと夏のせいだというのも、あるんじゃないかしら。





夏生まれのわが身にとって、夏は偉大すぎる。


かしこ。

2014年5月18日日曜日

よく行く街:高円寺

高校の頃、「古着系」と言われる、実に曖昧な系統のファッションを志していた。
そんな時、長野の片田舎で漠然とTokyo graffitiを読みながら思っていたのは、
「古着系を目指す者たるもの、高円寺に行かずしてどこへ行く」ということ。

それから上京した大学1年の夏、はじめて高円寺という街へ行ってみた。
目的は、「何かしらの古着屋へ行く」という、これまた曖昧なもの。
しかし、当時Hanjiroや新宿ミロード、ラフォーレ原宿など、
わかりやすくお洒落なものを買える場所に馴染んでいた私にとって、
高円寺という街はレベルが高すぎた。
イメージどおり個性的な古着屋はたくさんあって、
自分じゃ真似できないようなファッションで身を固めた人がたくさんいた。
けど最終的に思ったことは、「高円寺は何かお洒落そうだけど、何がお洒落かわからない」だった。


その1回以来、中央線沿いの近場に住んでいながらも、
高円寺に行くことはほとんど無かった。
その間に私は、HanjiroからRAGTAG、SantaMonica、CHICAGOへと
ありふれた「古着系」への変遷を辿りながら、大学を卒業した。



社会人1年目の秋頃、実に4年ぶりに行った高円寺では、
ちょうど高円寺フェスなるイベントがやっていた。

それから自分の中の高円寺のイメージは、「古着屋」から「商店街」に変わった。
奇抜なファッションの若者の街だと思っていたけど、
何かと旨くて安くて懐かしくて新しい、老若男女が住まう街のようだ、と思い始めた。

駅前では魚屋の店員さんが威勢の良い掛け声を響かせている。
そこに売られる魚はどれもピチピチかつ手頃な価格なので、地元民たちを中心にごった返し、
夕方には商品棚がスカスカになってしまう。すごい生活感が漂う。
商店街には古本屋と喫茶店が多い気がする。あと商店街自体の数が多い。
懐かしい感じの店も多いけど、ちょっとナウで小洒落た新しい店も増えている。
高円寺フェスとか、有名な阿波おどりもそうだけど祭り事が多い。
高円寺4大祭り以外にも、何かと商店街のお店が出店でビールや焼き鳥を売り出したり、
音楽鳴らしてわいわいやってる気がする。

結果感じたことは、「高円寺は老若男女がみんなで楽しめる、不思議な雑多感が心地よい」だった。
以来気付けば、高円寺には月2、3回のペースで行くようになっている。


そういや高円寺は、チェーン店が少ない街らしい。

参考:最先端、高円寺 | 高円寺を愛するひとへ、ビビッと通電!高円寺のWEBマガジン【Concent】



高円寺には住んでいるわけでも、土地勘があるわけでもなく、
ミーハーに楽しませてもらっている立場にはなりますが、
よく行く街として、高円寺のことを書いてみました。

しかしそもそも、よく行く街ってもの自体がかなり限られているので、
このテーマでブログ書けるのもあと何回分できるだろうと思ったりもしますが、
また気が向いたら書いてみます。


かしこ。

2014年4月20日日曜日

iPod音楽メモ04:最近のヘビーローテーションと日常の嗜み方


ちょっと前に、遅ればせながらLast.fmを使い始めました。
あれ、おそろしいです。自分がこれまで再生した音楽が丸裸(いやん)

意識的に音楽を並べるのではなく、無意識にたくさん聴いている音楽が並べられるので、
自分の本性が暴かれたかのような恥ずかしさがある。
表ではスペアザやらUSロックすきみたいに言いつつ、
実は椎名林檎のほうがめっちゃ聴いてるやん自分、とかね。

青春はごまかせない。

ってことで今回はLast.fmを参考に、
先月くらいヘビーローテーションしていたアルバムから、2曲を取り上げてみます。

●サカナクション 「NIGHT FISHING」



友人が、カラオケで熱唱していたこちらの曲。
サカナクションンの「フィッシングイズグッド」。

個人的に、音楽は歌詞よりもまずメロディーで好きになることが多いのですが、
これは歌詞とか、言葉のほうが先に入ってきました。
(カラオケには歌詞テロップがでかでかと出てくるからかしら)

「いつかさよなら 僕は夜に帰るわ 何もかも忘れてしまう前に
ビルの灯りがまるでディレイのように流れてた いつまでも」という歌詞。
それを歌う友人(酔っ払ってる)と、聴く人々(めっちゃパフェ食べてる)。
夜中に(高円寺のカラオケの鉄人で)、この曲を聴いたらなんか泣きそうになった。

普段せっせと仕事をしながら、悩みや疲労を抱えている人々が、
週末オフィス街から離れた場所で、酒を飲みウサを晴らすかのように歌を歌いつつ、
我を忘れてしまう前に終電に乗って、中央線の窓から見える外の灯りをぼんやり眺めて、
また明日から始まる仕事と、束の間のカラオケボックスでの時間に思いを馳せながら思う。
こうしてただ毎日は過ぎていくんだな、いくつまでも。と。

・・・みたいな、勝手な解釈をして、勝手にセンチメンタルな気持ちになりました。
すきな人たちとの楽しい時間と、日頃抱えている苦悩のコントラストが、やたら切なくて染みる。
本当はこんな意味の歌詞じゃないと思います。あくまであたくしの超個人的な解釈です。


こういう音楽の歌詞とか、本に書かれた言葉ってものは、
本来の意味は別として、まるで自分の心境を代弁してくれたかのような錯覚を見せてくれる。
たとえ都合が良くてもそれは自分を前向きにしてくれるし、心地良い夢を見させてくれるから、
この世知辛い世の中を生きていくためには、とても大事なものだと思っています。


●レキシ 「レキシ」



レキシを知ったのは、なんだっけかな。
確かテレビか何かで紹介されてて、良いな~と思ったのがきっかけだったような気がする。
そして思い出したかのように、先月1stアルバムを借りて、iPodに入れた。

わたくし個人的には音楽を聴く時、
バックグラウンドとかバンドメンバーとか曲名とか、あんまり気にしておりませんで。
単純に耳に入った音が良ければ、それだけですきになって、
予備知識的なものを一切知らないまま、ただ音だけを楽しむ、というのが常です。
そしてしばらくしてから、ふと改めて詳細を調べてみると、わあびっくり、今更気づくことが多かったり。

たとえばレキシに関しても。

レキシこと池田貴史さんは、元SUPER BUTTER DOGでキーボードをやっていた方です。
SBDと言えば、ボーカルの永積タカシさんのソロユニット、ハナレグミ。
ハナレグミもSBDもすきなので、当然のようにレキシもすきになりました。
で、ひとつ気になった曲が「真田記念日」。

ゲストボーカルで歌ってる声に聴き覚えがあるな~誰だろうな~と思ったら、中村一義だという。
中村一義と言えば、私高校受験の時にめっちゃ聴いていた100sのボーカル。
うおー懐かしい!この二人つながってるんだ~と思ってよく調べたら、
レキシこと池田さんは100sでもキーボードやってたんですね。

100s(中学高校)→ハナレグミ(大学)→SUPER BUTTER DOG(社会人1年目)→レキシ(社会人2年目)
と、かつて聴いていたものがまわり回ってつながると、何だかおもしろいですね。




2001年の空気と、サヨナラCOLORのメロディー。ああ、泣きそう。
SUPER BUTTER DOG、良いバンドだなあ。
この曲にインスパイアされた竹中直人が作ったという同名の映画も、気になります。


音楽を楽しむとっかかりは、メロディーと直感で。
でもそのあとじっくり調べてみると、芋づる方式でおもしろい物事を知れる。
それだけでめちゃくちゃ人生楽しいし、ぜんぜん飽きないです。


かしこ。

2014年3月21日金曜日

クリエイティブ卵焼きとダンディ・ハンバーグ


おはようございます。
本日は、「丁寧な時間を過ごし、暮らしを紡ぐ家庭の味」系レシピ本の写真をイメージしてお送りしております。(Instagramは便利)

クリエイティブ卵焼き


先週、無印良品で卵焼き器を買いました。
ひとり暮らしはじめて6年だけど、ようやくちゃんと卵焼きを作れる環境が整いました。
これまでは愛用しているレミパンで、無理やりオムレツのような卵焼きを作ってたことはあったけど、
まあもちろん、まともに作れたことはなかったわけです。

で、ようやく手に入れた卵焼き器を使って、十数年ぶりくらいに卵焼きをちゃんと作りました。
(たぶん子供の頃、母の手伝いと銘打って作ったことはあった気がする)

そしたら、これめっちゃ楽しいですね!!!
気分的にはあれです、粘土で工作してるみたいな。
砂場で泥団子作ってるみたいな。(全然うまく言えない)
ひとつの作品作り上げてる感がクセになります。もはやクリエイティブ。
出来上がった長方形の卵のかたまり。ふわっとした感じ。なんかもう、かわいいです。

苦手意識を持っていた卵焼きですが、案外簡単だし楽しいので、
これからお弁当には積極的に卵焼きを入れていきたいですな。
アオサとかシソとか入れるのも良い。

卵焼きといえば、吉祥寺のデンズって店で食べた、だしまき卵が最高に美味しくてだいすきで、
いつかあんなだしまき卵を作れるようになりたい、と思っている。


ダンディ・ハンバーグ


「苦手な料理は?」 「ハンバーグ」

ハンバーグを作るのが苦手でした。
ひとり暮らし始めた当初、はりきってハンバーグ作ったりしてたんだけど、
なんかいつも、もさっとして美味しく出来なくて。
でも、苦手は克服するためにアル、と謎の意識の高さを生じさせ、
この度、5年ぶりくらいに、ハンバーグと真正面から向き合うことにしました。

玉ねぎは炒めるのか生のままか、
パン粉を使うか、食パンを使うか、
粘り気を出すのか、混ぜすぎないのか、
あちこちでいろんな説があるので、何が正解か全然わからんですが、
とりあえずナツメグを入れることは間違いないようだ。

で、主に我が師匠ケンタロウのレシピ本をもとに
久々に計量カップや計量スプーンでちゃんと分量はかって作りました。
(いつもレシピの分量はめっちゃ無視する)
そして出来上がったマイ・ハンバーグ。
昔に比べて、若干ジューシーさは、出た気がする。

しかしこのハンバーグってのも、こだわり甲斐がある奥深い料理です。
玉ねぎやパン粉の量や、タネの粘り具合、焼き具合で、まったく別物が出来上がるから、
自分の好みに合う味と食感をいかにして再現するか、ソースは何を合わせるか、
こだわりだしたらキリがなさそう。
普段さくっと作って気軽に食べる料理というより、
休日に趣味として、DIY精神を持ちながら作るのにぴったりな、ダンディな料理だと思う。


しかし写真がもはやつくねにしか見えない。


家ごはん、原点回帰


私、ケンタロウの料理がとてもすきでして。
ひとり暮らしをはじめて、料理なんてよくわからんぜよ、という時に、いちばんお世話になったし、
実家の両親もケンタロウのレシピを参考に料理してたことも多かったです。

そして今回ハンバーグのレシピを参考にした
ケンタロウのフライパンひとつでうれしい一週間!」の中にすきなフレーズがあります。

CDを1枚聴くあいだに作って食べおわるくらいがちょうどだよ。

「簡単でおいしく、かつ洒落っ気があって、現実的なもの」
というケンタロウのモットーは、自分にとって家ごはんの原点になっています。



それではみなさん、良い三連休を。


かしこ

2014年3月15日土曜日

「まあ、別にそれでいいんじゃない」


意識高いのも大いに良いことで、うんちゃら団体やらNPOやらの活動に勤しむのも、
自分の経験則に基づいた働き方とか生き方など、
主観的で生意気っぽい持論を外に向けて語るのも、良いと思う。

アホっぽくて気怠い青春時代を過ごすのも非常に良いこと。
バイト中心や恋人中心の生活するのも良いし、
ファッション的な一人旅したり、ドトールじゃなくてスタバ選んだり、
サンダーバード振られて変なサワー何杯も飲んだりするのも良い。

今のうちしか持てないような、熱意とか、訴えかけたい持論とか、暇な時間とか特別なイベント事は、
大事にしてなんぼのもんじゃよ。

世間に「青臭い、若気の至り」とバカにされそうなものもすべて、
きっと数年後何かしらの形で自分の糧になると思う。
周りがなんと言おうと、そう思うなら、そうすればいいんじゃないかね。

まあとりあえず、青空の下でビールでも飲んで、お昼寝すると良いです。たぶん。


かしこ

2014年2月17日月曜日

趣味全開のカルチャー・メモ


実は一昨年くらいからやっていたのだけど、しばらく放置していた
すきなものを記録するメモ的Tumblrを改めて復活させました。

●nonsense memopad
http://nonsensememopad.tumblr.com/

雑貨・本・暮らし・WEBなど、すきなカルチャーを小気味よく書き記す。
趣味全開のナンセンス・ワールド。

持っているもの、使っているもの、見つけたもの、ほしいものなど
すきだと思ったものを、なるべくシンプルに紹介。
最後に、紹介したものにまつわる蛇足的小話も添えて。

よろしくどうぞ。(えらいかっこつけちまった)

2014年2月8日土曜日

シティボーイ&ガールが街へ歩き出す

ずっと書こうと思っていたテーマ。
シティボーイの興隆と、シティガールの台頭。

POPEYEという雑誌を皮切りに、シティボーイ・ファッションについては以前より注目をしておりました。

シティボーイの興隆


男性のファッションとして、「シティ、都会的な」というカテゴリは過去にもあったと思うけど、ここ数年で再び注目され、今になり改めて普及し一般化してきたと思います。
パリやロンドン、ニューヨークのストリートスナップをそのまま持ってきたような、スタンダードかつ、男のこだわりがしつこいくらいに散りばめられたそのスタイル。「すきなものはすき」という頑固な大人の男のセンスが、これでもかというくらいに主張され、ある意味突き抜けすぎていて、日本の街じゃちょっと浮いちゃうくらいの、洒落たファッションだ。

とはいえ、今の御時世、流行やひと目を気にするのではなく、とことん自分のすきなものを貫くのがカッコイイ、という風潮が盛り上がっているわけで。
そういう時代だからこそ、今あらためてシティ・ファッションは受け入れられているのかもしれない。

かくいう私も、「シティボーイ」という言葉を目にすれば思わず足を止め箸を置いたりしちゃうんですが。
そのきっかけは2年ほど前、「この冬はこれを買え」という旬のトレンドを叩きこんでくるような雑誌を読むことがダルくなっていた頃。大学の時は毎月買い込んでいたファッション誌をほとんど買うことが無くなった時に、流行ではなく、「モノの良さ」「スタンダード」「趣味とマニアック」など、ある意味自己満足な世界で、すきなものに囲まれてフフンと我に酔いしれるシティボーイたちのライフスタイルに、驚き、あこがれ、新しい人生の楽しみ方を知ってしまったような衝撃を受けたのであります。

雑誌と疎遠になっていたのが一転、POPEYEを筆頭に、自分の世界を彩る趣味と暮らしの雑誌を読み漁る生活が、今再びやってきているところです。


雑誌はいつだって、その時代を表しているのかもしれません。
もしくは時代の移り変わりをいち早く察知して、新たなコンセプトと共に新たな時代を提案しているのかもしれません。
そういう意味では、今の時代を理解するのに雑誌はとても良い教科書です。
奇抜裏原CUTiE世代が、POPEYE購読を機に雑誌を語る


以前のブログでこう書いてたけど、1年以上経った今、この考えはたぶんそう間違ってなかったかな、と思っています。今のところ。

モテたい・褒められたい、を基準に選ばれていたファッションは、今やもうダサくて、オタクであることや、何かをこじらせていることは恥じるべきことでは無くなってきた。SNSのような自己発信ツールが充実した時代の中では、むしろそういった好きなものや自意識を積極的に公言していくことこそ、逆にカッコイイし、ブレてない、という一種のステータスとなっているのかもしれません。

そういう時代を踏まえた的確なコンセプトとして、今あらためてシティボーイが見直されていて、それを提案する雑誌のひとつがPOPEYEなのかと。


シティガールの台頭



そんなPOPEYEが定着させたシティボーイ・ファッションは、男性の中だけにとどまりません。今年に入り特に感じるのが、「シティガールの台頭」です。

女性こそ、いかに男ウケするか!モテるか!みたいなのが長いこと論争されてきたわけだけど、もうそういうのダサいよ、という流れになってきているのは、下記の記事でも指摘されています。かつこの記事に100以上のはてブがついていることからも、現代において「モテ」を語ることに疑問を投げかける言説が盛り上がってきていることは、それなりに顕著なのではないかと思います。

参考:そろそろ「モテ」とか言ってる女子はヤバい | None.

(蛇足:しかし「女子力」とか「モテ」って言葉も、女性自身から「胡散臭い、うざい」と一方的に否定的な言われ方をするようになっていて、これもどうかと思うんですが、その話は長くなるのでまた今度。)


最近になって女性のファッションも、モテとかフェミニンとか気にせず、「自分がほんとうにすきなものを周りの目など気にせず貫くことが本当の魅力」みたいな視点で語られるようになってきた。そういう世界では、「女子の型にはまらない」、「人と違った独特のオーラを持つ」ということがステータスになっていて、これはシティボーイの兆候と同じだと思います。

が、それも行き過ぎると、昨今よく耳にするようになった「オヤジ女子」とか、「甘いカクテルじゃなくてビールや焼酎飲むんです私」みたいな型に自らハマろうとして、ちょっと本末転倒な現象が起こったりもするんですけどね。

(蛇足:内容こそ違うけど、これ完全に一昔前の「自称天然系」とか「サバサバ女子」と同じことですよね。このへんも長くなりそうなのでまた今度。)


その一方で、女の子はいつでも、ファッションモデルのような「あこがれの女の子」を自分の中で設定していて、その子を参考にファッションやライフスタイルを磨くことに余念がなかったりします。「〇〇ちゃんに雰囲気似てるよね~」と、あこがれのあの子に自分が似ていると言われることに、この上ない喜びを感じたり。
具体的な対象として、自分が目指すべきスタイルがあるので、ライフスタイルにおいて「他人を基準にする」ことの動機が、男性と比較してより顕著な部分はあるように思います。

だから皮肉なことに、他には無い独特の個性に自己を見出そうとしたのに、その点で既に突出していたカリスマモデルをみんながみんな真似するようになるもんで、結局同じようなニット帽にニューバランスのスニーカーを着こなす女子が大量に街中を闊歩するようになるという。

(あれ、でもこれ男性でも同じなのかな?)


シティガール&ボーイの葛藤と希望

「自分は他とは違う」という理想は、何故かいつも、どうあがいたって幻想になってしまうし、周りからどう見られるか、ってのは表向きでは気にしないフリはできても内心どうしたって考えちゃう。

でも、もしみんながみんな「自分は他とは違うし、他人にどう思われようと知らないわ」なんて思ってたら、それはそれで寂しいもんです。みんな同じ社会にいるのに、互いに無関心でいる、なんて悲しいじゃないですか。
で、実際はそうじゃないからこの世には、味わい深い人間模様やくだらない交流が生まれて、ダサくて情けなくても何だか笑えるし、明日も生きようかな、って前向けたりするんじゃないかな、と思うのですけどね。


そうしてファッションでも聴く音楽でも読む本でも、「独自の個性」を追求しながらいろいろ試行錯誤して突っ張ってみたりする中で、同じSupremeのキャップにニューバランスのスニーカーを履いた相手と出くわしてしまったら、互いに顔を見合わせて、「あっ、かぶっちゃったね、へへ」とはにかみながら、「今度、友達がやってる代々木のカレー屋に一緒に行こうよ」と言えた時こそ、本当の楽しさと愛しさと幸福さがやってくると、わりと真剣に思っていたりする。



と、そんな感じでだいぶ大きな話になってしまいましたが、
シティボーイに関する考察としては、以下の記事がおもしろく、参考になりましたよー。




あと数年後、森ガールでもなく山ガールでもなくシティガールでもなく、どんな新しい「ガール」が誕生していくのかも、楽しみですな。


かしこ。

2014年1月26日日曜日

iPod音楽メモ03:ジャムとポップとロック、響かす演奏集団


空と線路とホームの組み合わせがすきなことに気付きました。(やたらこういう写真が多い)


さて、久々にこの定期テーマでブログをば。(もはや不定期) 
本日TSUTAYAで借りて、新たにiPodに仲間入りしたアルバムたちはこちら。YOチェケラ。


●GRATEFUL DEAD 「THE BEST OF SKELETNS FROM THE CLOSET」



ジャム・バンドといえば、ってことでグレイトフル・デッド。
60年台ヒッピー文化の代表的バンドで、その独自の音楽ビジネスのあり方が
現代のマーケティングにも生きる学びがある、と最近も話題になってました。
実際に聴いてみると、ロック、フォーク、ブルースなど、まさに古き良きアメリカのロックバンド。
様々あるロック・サウンドの原点的な貫禄があります。
'12のフジロックにはギタリストのスティーブキモックが
ソロ・プロジェクト「Steve Kimock Crazy Engine」として来日してたり。
これがspecial othersっぽくてジャム・バンド好きには良いよ~と書いてありました
そういや私、special othersのUncle Johnがすごいすきなんだけど、
グレイトフル・デッドにもUncle John's Bandという曲があるのですね。うーむおもしろい。



●Sim Redmond Band 「Ten Times Around the Sun」



我らが(?)スペアザのセリザワさんがTwitterでオススメしていたSim Redmond Band。
心地よい、さわやかでポップなサウンド。これはもう芝生の上でごろりとしながら聴きたい。
確かに、special othersすきな方には、すっと心地よく聴けること間違いなし、なバンドかと思います。
ちなみにTwitterでSim Redmond Bandのことつぶやいたら、ご本人アカウントにRTされたことがある。
バリバリ日本語のつぶやきだったけれど、ご本人たち意味わかったのかしら。恐縮です。


●cero 「My Lost City」



YouTubeで見たマウンテンマウンテンがかわいくて気になっていたceroをようやく借りてきた。
ナチュラル・ポップなサウンド、晴れた日曜朝に中央線に乗って車窓眺めながら聴きたい(?)
あと、このアルバムには無いけど「大停電の夜に」は、フィッシュマンズを彷彿とさせる、浮遊感のある美しい曲です。
ちなみにこのMVは、ceroの友人である代田栄介さんが作った、「限りなくオフィシャルに近いブートレグPV」だそうな。


●TamTam 「meteorite」


ヤング・ダブ・バンドのTamTam。メンバー平均年齢20代前半らしく、たぶん自分と同い年くらいなんじゃないかと思う。
レゲエ、ジャム、クラブ・ミュージック・・・民族音楽っぽい要素もあるけど、現代っぽさもある。
2012年のフジロックでRookie a Go-Go出演も果たしている若きやり手バンド。同世代として応援したいっす。
あらかじめ決められた恋人たちへとかフィッシュマンズとか、あとcro-magnonすきな方も、たぶんグッとくるのでは。


●the band apart 「quake and brook」

 

上記4つと比べると、ちょっと毛色が違うかもしれないthe band apart。
だるっとしたリズムとか、即興性のあるサウンドとか、ゆるゆる踊れる音楽もすきだけど、
こういう、一瞬のブレもなく、リズミカルにスマートにキメるロック・サウンドも非常にすきです。
私自身は楽器やらないので偉そうなこと言えないのですが、
バンアパの演奏は技術的にもすごい、と感じています。
音をひとつひとつ拾いながら聴くのが気持よくて、一音たりとも聞き逃したくないもったいない、と思うバンドは他になかなか無い。
個人的にベースの音がとてもすきです。ぜひ一度生で聴いてみたいなあ。


以上、深夜のテンションで夜通し音楽にまみれながら書いた、今年初のブログ。
2014年は規則正しく清く美しくがんばりたいですね。

かしこ。