2012年5月15日火曜日

インターネットと私の矛盾。

前回はブログに何を書いたかなど覚えていません。やる気にムラがありすぎます。
こんな風にインターネットのあらゆるところに文字や写真を残しているわけだけど、
でもさ、自分の体験や感じたことを、ネット上に形として残すことにどれほどの意味があるんだろう、って
たまにふと思うのです。


おいしいごはんを食べに行きました。写真撮ります。ネットに投稿します。
みんなでわいわい楽しみました。オレ今世界一この瞬間を楽しんでるYO、ちょーしあわせだYOってつぶやきます。
こうあるべきである、これはナンセンスである、そう思わない?持論に共感を求める。あるいは強要。
ソーシャルネットワーク上では、誰もがしあわせで前向きで輝いている、と、どこかで誰かが言っていました。


私はたまに、この世界のことがよくわからなくなります。
自分自身も、ソーシャルネットワークで自己表現しようと足掻いたり、
インターネットで普段できない自己主張をしようとしたり、
たまーにもらえる反応に、この上ない恍惚感を味わったりしているけど、
こういう感覚が、いったい何になるのか、精神衛生上良いことなのか、
よくわからなくなります。


さみしい、つまらない自分が、なんとなく輝けるような気がしました。
だから、インターネットの明るい部分に顔を出そうとしてみました。
けれど、なんだかよくわからないむず痒さと違和感を感じてしまいました。
本当は羨ましくてしかたないのに、憧れを抑えられないのです。
でも、これは性に合わんわい、青臭いぜまったく、とかつって、
そういう明るい部分から顔をぷいっと背けて、
もうすこしひねくれた自分として、こっそりとインターネットの隙間を生きていくようになりました。

とにかく、自分も含めて、あちらこちらが違和感でいっぱいです。
結局、ほんとうに私がうれしいたのしいおいしいあいしてるぜベイビーな気分になれる場所は、
そう簡単に、少なくともPCとスマートフォンをちょろっと操作した先には、
見つけられないんだろうな。
ある程度、いや相当な程度の、まわりくどさともどかしさ、
面倒臭さやカッコ悪さの先に、ひょっこり見つかるんだろうな。

時間がかかりそうです。
でもたぶん見つかります。根拠はないが。
そんで、こんな風に言っておきながら、
ふつうにインターネットどっぷり生活は、続いていきます。
理屈の通りに人間は生きてはゆけないです。
基本矛盾してるし天邪鬼なのは、仕方のない性だと思います。
適当にいきましょう。

かしこ。