2015年12月27日日曜日

上高地休暇


9月に上高地に行ってきた。
我が地元、長野が誇る景勝地。

東京は残暑が厳しい中、標高約1,500mの上高地はとても涼しかった。
半袖はもちろん、薄手の長袖だけでは足りず、
風を通さないマウンテンパーカーやジャケットがないとすごく寒い。
寒いんだけど、空気が透きとおっている感じがして、とても気持ちが良かった。
ザ・美味い空気。

今回はがっつり登山をするというわけではなく、
北アルプスと梓川の谷間にある堆積平野をひたすら歩いた。いわゆるハイキング。
なだらかな道のりだから、最高に美しい山岳を眺めながら、
好きなだけ写真を撮れるのでとても楽しかった。
山 is 最高。

上の写真は焼岳。

こちらに見えるは、穂高山。
登山客に人気の山だそうで、いつか登ってみたい。


ハイキングなら、途中の山小屋風の店でビールだって飲めるぞ。
肌寒い中をもくもくと歩き、ほどよく暖まった体には、
山の水でキリッと冷やされたビールがよくしみわたる。


さらに鮎の塩焼きとか食べられるぞ。
店の敷地内に流れる川で、ついさっきまで泳いでいたやつを焼いてくれる。


ベタなこと言うけど、日頃都会で忙しなく生活していたのをいったん放っておいて、
この自然を目前にしたら、なんかもういろいろどうでもよくなったりした。


この上高地を皮切りに、2015年は山と触れ合う機会が増えたのでよかった。
これからも定期的に、山に触れておきたい。
夏生まれ山育ちなので。

かしこ。

2015年12月13日日曜日

今週のサバイバル料理(12/13)

・チキンのハーブ&マスタードソテー
・蒸しキャベツとツナのカレー風味
・ほうれん草ともやしのナムル
・にんじんとさつま揚げのキンピラ

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美味しい出汁は、動物性と植物性、そして菌類のそれぞれから取ると良い、
という豆知識を昨日教えてもらった。
言われてみれば確かに、一般的な合わせ出汁って昆布とかつお、しいたけから取ったりする。
専門的な詳しいことはわからないけど、この3種類がそろうと旨味のミラクルが起きるようだ。

ということで、美味しい出汁を使って、この冬初の鍋をやった。
鍋をつつきながら、世界さまぁ~リゾートを見た。
こたつでアイスを食べる、みたいな、冬×夏の組み合わせが最高だった。
あと、鍋にはキリン一番搾りですよね。

2015年12月12日土曜日

ジューシーな肉料理はすきですか

先日、急に思い立って、衝動的にスペアリブを焼いてみた。
味付けは、ナンプラーをベースとした甘辛のベトナム風にした。

肉料理にまつわる個人的な話をします。
まず、ふだん肉を買うとしても、小間切れや薄切り、ひき肉など
扱いやすくて手頃なものが中心。
がっつりとした肉の塊って、値段が張るし、調理工程も難解なイメージがあるので、
滅多に使うことはなかった。

逆に言うと、がっつりした肉の塊というのは、ロマンがある。
普段の食卓で気軽に扱う気は起きないけど、高級で難解だからこそ、特別感や憧れがある。
たまに、遊び半分の興味本位でステーキ的な何かを作ってみようかな、
と思い立つことがあるのだけど、まさにそのタイミングが今回だった。


頭と心はステーキの気分でスーパーに向かったんだけれど、
いざ売り場の棚に並べられたステーキ肉を目の前にしてわーびっくり。
ステーキ肉ってこんなに高いのか…豚小間いくつ買えるんだ…

一切れ分の値段に完全に怖気づいて、しばし肉売り場をウロウロした後、
スペアリブなら案外買えなくない値段だということに気付き購入。
世の中的にもスペアリブって、オシャレ料理として流行ってるっぽいし、
骨付きで見た目もガッツリしているから、遊び心をくすぐった。


ということで、完成したスペアリブ料理が冒頭の写真。
遊び心ついでに、クレソンなんぞも添えてみた。
見た目はそれっぽい。大胆かつ豪勢な肉料理って感じで、ご家庭感がないのがまた新鮮。

しかしですね、食べてみて思ったのだ。味は美味しい。
なんだけど、スペアリブめっちゃ脂っこい。
二口食べたらもういいやという気持ちになってしまった。

実際、スペアリブというのは骨がついたバラ肉の塊。
バラ肉というのは角煮とかにもよく使われているように、もともと脂肪分が多い部位だ。
だからスペアリブとはそもそも、このジューシーな脂身のうまみを味わうものかもしれない。
けど個人的には、昔から肉の脂身というのがすきではなかった。
たまに実家の食卓に角煮が出ても、脂身を取り除いてもらうよう母親に頼んでいたくらいだ。
あと母が実家で作る焼豚は、バラ肉ではなく、
比較的脂身の少ないモモ肉を使っていて、これは大好物だった。
私はジューシーな肉よりも、わりとパサっとした歯ごたえの
アッサリした肉料理のほうが好きだったんだ。


そう、そのことをすっかり忘れていた。
鶏ささみがだいすきな私には、スペアリブは合わなかった。
ご家庭らしからぬ、ジューシーで贅沢な肉料理を!と思ったけど、
やっぱりいつもの小間切れか薄切りか、ひき肉が良いな結論になった。

とはいえ見た目にも華やかな肉料理など、
普段作らないような料理に挑戦してみるのは楽しいものだ。
スペアリブを一晩タレに漬け込むという過程も、創作意欲を刺激して良い。
なので今度は、鶏胸肉を使ってジャークチキンを作るかな。
それなら脂身に胃をもたらすことなく、
見た目も味付けもがっつりとした肉料理を楽しめる気がする。


かしこ。

2015年12月6日日曜日

今週のサバイバル料理(1206)


・ピーマンのじゃこ炒め
・豚肉とエノキのすき焼き風
・にんじんしりしり
・だし巻き卵
・スペアリブのベトナム風グリル

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最近なんか気力がわかなくて、しばらく作っていなかった味噌汁。
けど昨日、ふと思い立って昆布と鰹節でだしを取って味噌汁を久しぶりに作ってみた。
いやはや、手製のだしで作った味噌汁のなんとおいしいことでしょう。
しかも、ざるとキッチンペーパーで鰹節をこすんですが、このひと手間で透きとおったきれいな黄金色のだしができる。
世にありふれたごく当たり前のこの工程の、なんと楽しいことでしょう。
久々に卵焼きを作った時の、あの感覚にすこし似ている。基本的でシンプルな手順の中に、創作意欲をくすぐる何かがある。
もちろん今回も、出来上がっただしを使ってだし巻き卵を作った。

※レシピは、いつもお世話になっているこのサイトを参考にした。
かつおだし(だし汁)の取り方/作り方:白ごはん.com


急にだるさが吹き飛んだので、だしはたっぷり作って保存しておくことにした。
家に帰ったら飲みたい分量のだしを鍋に取り、
適当な具材を一緒に煮て味噌を溶けば、温かい味噌汁が飲める。
平日の夜くらいなら、この味噌汁と豆腐、あとは何か焼き魚などがあれば御の字だろう。

しかし、いざ平日になって家に帰ると面倒くさがってしまいそうだな。休日だからこの余裕があるけれど。
世の中のサラリーマンのみなさん、普段の料理をいったいどうしてるのか。